陋見漫録

学窓に惟ふ。

両祖母が戦時体験小話

毎年八月になりますと、終戦記念日という事で以て、多様の戦争を題材とせる番組が放送せられますけれども、本年はこれに少し興味深い話題が加わって居りました。 終戦の年は申すまでもなく昭和廿年、一九四五年であります。そこから高度成長や石油危機、バブ…

「言辞の意味」と「学問的精神」とに就て

「言葉」というものは大変に深厚にして奥妙なる趣を有するものであります。私自身多少なりとも漢文や古典に造詣を深からしめんと賽の河原に石を積んでおりますからして、或いは意味を論ずるにも、或いは正誤を断ずるにも、殊に緻密子細に及ぶ調査確認の上こ…

我が精神と昭和歌謡との関連に就て

各位は「懐メロ」という言葉をご案内の事と存じます。テレビを見ていても(とは申せども私は殆んど見る事はありませぬが)時折耳にする事のある言葉であると言えましょう。当節懐メロという言葉で以て形容せらるゝ楽曲の中には、将に二十年の歳月を経んとす…

陋たる所見は漫然と之を録す

私がツイッターを始めたのは高校二年の九月の事でありました。元来携帯を持たぬ私が、級友たちとの連絡手段を持たんとして始めたというのがその目的でありましたが、いつしか短文の日記帳として日々の雑事を取り留めもなく書き記す「人生の記録」としての役…